
「NovelAIのプロンプトって、他の画像生成AI用に変換できるのかな?」
できます。変換方法はとても簡単で、変換したいNovelAIのプロンプトをChatGPTやClaudeなどの言語AIに入力するだけです(後述)。
この記事では、NovelAI歴7,000時間以上・プロンプト集25個以上を販売してきた経験から、NovelAIのプロンプトをPixAI・SeaArt・Midjourney・Stable Diffusionといった画像生成AIに変換する方法を紹介します。変換例と各画像生成AIの変換時の特性も紹介していきます。
→seseはBOOTHにてプロンプト集を多数販売しています(R18商品多数注意!)
なぜNovelAIプロンプトが他のAIでも使えるのか
多くの画像生成AIは「英語のキーワードをカンマで区切って並べる」という基本的なプロンプト構造を持っています。代表的なNovelAI・PixAI・SeaArtといったAIはどれも「Stable Diffusion」をベースにしているため、タグの形式や意味がほぼ共通なためです。
例えば「1girl, long hair, smile」というプロンプトは、どのStable Diffusion系AIに入れても「ロングヘアで笑顔の女の子」を生成します。
ですが「Midjourney」や一部のAIは自然言語形式を採用しているため変換の手間があります。ですが、それもこれから紹介する方法を使うことで、ChatGPTやClaudeといった言語生成AIが自動で変換してくれます。
汎用変換プロンプト(コピペOK)
以下のプロンプトを、検索機能付きの言語AI(ChatGPT・ClaudeなどWebブラウジング可能なもの)に入力するだけで変換できます。
以下のNovelAIプロンプトを [対象の画像生成AI名を記入] 向けに変換してください。
変換前に [対象の画像生成AI名を記入] の現行仕様を必ず検索し、最新の仕様に基づいた最適な形式で出力してください。
[プロンプトをここに貼る]
上記の[対象の画像生成AI名を記入] の部分を変えるだけで、ほとんどの画像生成AIに対応できます。
この記事では、画像生成AIは「PixAI・SeaArt・Stable Diffusion・Midjourney」を例として取り上げていますが、これはあくまで代表的なものです。「AI自身の検索によって仕様情報が得られる画像生成AI」であれば、ほぼすべて同じ方法で変換できます。
現在、AI内での検索で情報が得られる主な画像生成AIは以下の通り。
- Midjourney
- Stable Diffusion(AUTOMATIC1111 / ComfyUI など)
- SeaArt
- PixAI
- Adobe Firefly
- Canva(画像生成機能)
- DALL-E 3(ChatGPT経由)
- Google ImageFX / Imagen
- Bing Image Creator(Microsoft)
- Leonardo.ai
- Playground AI
- Tensor.Art
- Civitai(画像生成機能)
- Ideogram
- Nijijourney
- Holara
- Waifu Diffusion 系サービス
上記以外でも、ネット上に仕様やプロンプトの書き方が公開されているAIであれば同様に対応できます。自分が使っているAIの名前をそのまま[対象の画像生成AI名を記入] に入れて試してみてください。
重要なポイントは「最新仕様を検索して」と指示することです。 画像生成AIは頻繁にアップデートされるため、学習データが古い言語AIが最新仕様に対応した変換をしてくれない場合があります。検索指示を入れておくことで、常に最新の情報に基づいた変換が得られます。
変換元となるNovelAIプロンプトの例
以下のシンプルなプロンプトを変換例として使います。
masterpiece, best quality, 1girl, solo, long hair, school uniform, smile, outdoors, cherry blossoms
制服を着た長髪の女の子が、桜の咲く屋外で微笑んでいるイメージのプロンプトです。
各AIへの変換例と解説
PixAI向け変換
PixAIはStable Diffusion系のモデルを採用しており、NovelAIと構造が最も近いAIです。タグ形式・カンマ区切り・品質タグの概念がほぼ共通のため、変換コストが最も低く、最初に試すのにうってつけです。
変換後のプロンプト例:
masterpiece, best quality, ultra detailed, 1girl, solo, long hair, school uniform, smile, outdoors, cherry blossoms, beautiful detailed face, soft lighting
NovelAIのプロンプトとほぼ同じ構造を保ちつつ、beautiful detailed face(美しく詳細な顔)やsoft lighting(柔らかい照明)を追加しています。PixAIは品質タグ(masterpiece, best qualityなど)の効き方がNovelAIと若干異なりますが、基本的なタグは同じように機能します。
変換のポイント:
PixAIは、NovelAIプロンプトの品質タグの位置を調整するだけで多くの場合は十分です。
SeaArt向け変換(無料枠で試せるAI)
SeaArtはStable Diffusionをベースとした画像生成AIで、日本人ユーザーが多く、無料枠が充実しています。アニメ系・リアル系どちらにも対応したモデルが豊富に揃っており、入門として使いやすいサービスです。
変換後のプロンプト例:
masterpiece, best quality, highly detailed, 1girl, solo, long hair, school uniform, smile, outdoors, cherry blossoms, anime style, soft natural lighting, beautiful face
SeaArtはStable Diffusion系の構造をそのまま使えるため、NovelAIプロンプトの変換コストはPixAIと同程度です。使用するモデルによって品質タグの効き方が変わるため、セレクトしたモデルに合わせた微調整が効果的です。
変換のポイント:
SeaArtはモデル選択が品質に大きく影響します。アニメ系の画像を作りたい場合は、アニメ特化モデルを選んだうえでプロンプトを投入するとより良い結果が得られます。
Stable Diffusion(SDXL系)向け変換
Stable Diffusionはローカルまたはクラウドで動かすAIで、PixAIやSeaArtなどの多くのAIがStable Diffusion技術をベースにしています。自前でモデルを選んで動かすため自由度が高い反面、モデルごとに最適なプロンプトが異なるという特徴があります。
変換後のプロンプト例:
1girl, solo, long hair, school uniform, smile, outdoors, cherry blossoms, high quality, detailed, anime style, soft lighting, spring atmosphere
基本的なタグ構造はNovelAIとほぼ共通です。spring atmosphere(春の雰囲気)などの情景タグを追加し、SDXLに最適化した形に調整しています。
変換のポイント:
品質タグ(masterpieceやbest quality)はモデルによって効き方が大きく異なります。モデルによってはこれらのタグが不要だったり、逆に別の品質タグが推奨されていたりします。変換後に微調整が必要になる場合があります(微調整の方法は後述)。
Midjourney V7 向け変換(最も変換結果が変わるAI)
MidjourneyはStable Diffusion系とは根本的に異なり、タグの羅列ではなく自然言語(英語の文章)でプロンプトを書くのが基本です。そのため、NovelAIプロンプトからの変換結果が最も大きく変わります。
変換後のプロンプト例:
A high school girl in school uniform, smiling outdoors under blooming cherry blossoms, long hair, soft spring lighting, anime illustration style --v 7 --ar 2:3 --s 400
タグの羅列が英語の情景描写に変わっています。--v 7でバージョン指定、--ar 2:3でアスペクト比(縦長)、--s 400でスタイル強度を指定するパラメーターが末尾に付いています。これらはNovelAIにはない概念なので、言語AIが自動で補完してくれます。
変換のポイント:
Midjourneyは他のSD系AIと異なり、文章の自然さや情景の豊かさが画質に直結します。ただし、変換はすべて言語AIが担当してくれるので、ユーザーが強く意識する必要はありません。
うまくいかないときの対処法
変換結果が思うようでない場合は、以下のように言語AIに再依頼します。
この変換結果を微調整してください。[対象の画像生成AI名を記入] の最新仕様を検索した上で、以下の点を改善してください。
[改善したいポイントを具体的に書く]
改善したいポイントの例としては「キャラクターの顔が崩れやすい」「背景がぼんやりしている」「もっとアニメ風にしたい」などがあります。解決策もAIに任せることで、プロンプト知識がなくても修正を完結させられます。
うまくいかない原因の多くは、選んでいるモデルとプロンプトのミスマッチです。特にStable Diffusionは使用モデルによって推奨されるタグが大きく異なります。変換後に「このモデルに最適な品質タグを教えてください」と聞くのも有効です。
よくある疑問
検索機能のない言語AIでも変換できますか?
変換自体はできますが、精度が下がる場合があります。画像生成AIは頻繁にアップデートされるため、学習データが古い状態だと最新仕様に対応できないことがあります。どの言語AIを使うにせよ、Web検索が使えるモードで試すのがおすすめです。
変換したプロンプトをそのまま使って大丈夫ですか?
まずはそのまま試してみて、結果を見ながら微調整する流れが現実的です。特にStable Diffusionはモデルごとに最適な品質タグが異なるため、変換後に調整が必要になることがあります。
NovelAIのプロンプトに使われている強調構文はそのまま使えますか?
AIによって強調構文の仕様が異なります。NovelAI V4.5では 1.5::smile:: のように数値とコロン2つでタグを囲む形式が強調の主流です。また {} や [] も引き続き使えます。これらはいずれもPixAI・SeaArtでは通じないため、変換が必要です。変換プロンプトに「強調構文も [対象の画像生成AI名を記入] の仕様に合わせて変換してください」と一言加えると確実です。
日本語プロンプトはどう扱えばいいですか?
日本語プロンプトも言語AIが英語タグに変換してくれます。「日本語のプロンプトも英語タグに変換したうえで対象AI向けに最適化してください」と指示することで対応できます。
他の画像生成AIのプロンプトを、逆にNovelAI向けに変換できますか?
言語AIが最新情報を取得できるものであれば、これまでと同じ方法でできます。変換プロンプトの [対象の画像生成AI名を記入] をNovelAIに変えるだけです。
まとめ:変換はAIに任せればいい

NovelAIプロンプトを他のAIで使う方法は、言語AIに「汎用変換プロンプト(コピペOK)」を入力するだけです。
PixAIやSeaArtはStable Diffusion系ベースのため変換コストが低く、ほぼそのまま使えます。Midjourneyは変換形式が大きく変わりますが、それも言語AIが自動で対応してくれます。うまくいかなければ「微調整してください」と再依頼するだけで、解決策もAIが出してくれます。
変換作業に手間をかける必要はありません。AI検索可能な言語AIに汎用変換プロンプトを入力し、使いたいAIの名前を入れるだけです。
まずは自分が普段使っている画像生成AIの名前を変換プロンプトに入れて、試してみてください。
さらに効率的に実践したい方へ
NovelAIプロンプトの変換の手間が減っても、「そもそも手持ちのNovelAIのプロンプトが少ない」場合があると思います。
NovelAIのプロンプトがもっと必要な場合や、プロンプト自体の作成を効率化したい場合は、私が7,000時間以上の検証を経て作成した「プロンプト集」を使ってみましょう。
プロンプト集で収録しているプロンプトはシンプルな構造で設計しているため、変換との相性が良く、PixAI・SeaArtなど他の画像生成AIでもそのまま活用しやすい内容になっています。
初心者が数ヶ月かけて習得する内容を、プロンプト集を開くだけで即座に引き出せますよ。
興味がある方はBOOTHの商品ページをチェックしてみてください。
→seseはBOOTHにてプロンプト集を多数販売しています(R18商品多数注意!)