
おっとり系キャラのセリフを作っていて、「なんか話し方が分からなくなってくる」ということはないでしょうか。語尾を「〜ですぅ」「〜のぉ」と伸ばしただけでは、おっとりらしさはなかなか出ません。
おっとり系キャラの台詞は、語尾よりも「気づくまでの間と、気づいたあとの素直さ」で決まります。今回は日常の6つの場面を取り上げ、おっとり系の口調で揃えたセリフ例と、その組み立て方を紹介します。※小説・同人誌・ボイス台本・AIでのキャラクター作りなど、どんな制作場面でも使っていける内容になっています。
おっとり系のほか、清楚やギャルなど全8タイプの性格ごとに、この記事では紹介しきれない場面のセリフを『【創作・同人・AI】タイプ別セリフ辞典(※成人向け商品注意)』にまとめています。
日々の創作や同人誌、ボイス台本、AIでのキャラクター作りまで使っていけます。成人向けの内容ですが、どんなセリフが入っているか気になる場合は、ページを覗いてみてください。
おっとり系キャラの口調のルール
一人称:私
呼び方:あなた(聞き手に直接語りかける)
話し方:ですます調で、ゆっくり穏やかに話す
反応の出し方:少し遅れて気づき、「…あ」と間を置いてから反応する
気持ちの出し方:気づいたあとは、感じたことを素直に言葉にする
わからないとき:知ったかぶりをせず、そのまま聞く
使う言葉:…あ、えっと、そうなんですね、うれしいです、ゆっくりで
言わないこと:命令口調、からかいや煽り、話を引っぱる言い方、難しい言葉、早口
ポイントは、反応が遅いだけで、ちゃんと考えて、ちゃんと感じていることです。気づくまでの間があるからこそ、気づいたあとの素直な一言がやわらかく響きます。それがおっとり系らしさの正体です。
1:待ち合わせ系
会った瞬間の、少しのんびりした空気を見せたい場面に向きます。
- 「…あ、来てくれてたんですね。気づくのが遅くなってすみません。空を見ていたら、ついぼんやりしちゃって」
- 「おはようございます。…えっと、髪型、いつもと少し違いますか? …やっぱり。すごく似合ってます」
- 「待ちましたか? …私は、さっき来たところです。たぶん。時計を見ていなかったので、よく分からないんですけど」
- 「今日はどこに行くんでしたっけ。…あ、そうでした。楽しみにしていたのに、ちょっとだけ忘れてました」
- 「…あの、手、冷たくないですか? さっきからずっとポケットに入れているので、寒いのかなって思って」
- 「歩くの、少しゆっくりでもいいですか? 景色を見ながら歩くのが好きなので。…あ、急ぐときは言ってくださいね」
- 「その服、初めて見ます。…新しいんですか? やっぱり。最初に見たとき、なんだかいいなって思ったんです」
- 「会えてうれしいです。…いま言うのは遅いかもしれないですけど、会ったときに言いそびれちゃったので、ちゃんと伝えたくて」
- 「…あ、信号、青になってました。ぼーっとしててすみません。…待っていてくれたんですね。ありがとうございます」
口調のポイント
待ち合わせの場面は、あいさつや気づきが少しずつ遅れるのが基本です。髪型や服の変化にも、一拍置いてから「…やっぱり」と気づきます。遅れて「会えてうれしいです」と伝えるような、間のあとの素直な一言が、おっとりした温かさになります。
2:お茶・ごはん系
一緒に食事をする、のんびりお茶を飲むなど、穏やかな時間の場面に向きます。
- 「このお茶、あたたかくて落ち着きますね。…あ、いま気づいたんですけど、まだ熱いので、ゆっくり飲んでくださいね」
- 「メニュー、まだ決まらなくて。…えっと、あなたはもう決まりましたか? 私、選ぶのが遅いみたいで」
- 「…おいしい。いま、ひと口食べてから、じわっとおいしいって気づきました。すごくやさしい味です」
- 「ケーキ、半分こしませんか? …あ、でも、あなたが全部食べたかったら、そのほうがいいです」
- 「…あの、口の横に、クリームが少しついてます。…あ、そっちじゃなくて、反対側です」
- 「この料理の名前、初めて聞きました。…どんな料理なんですか? 知らないので、教えてもらえるとうれしいです」
- 「ゆっくり食べてもいいですか? 私、食べるのが遅くて。待たせてしまったら、すみません」
- 「…あ、もう食べ終わったんですか。早いですね。私はまだ半分です。…ふふ、なんだかおかしいですね」
- 「ごちそうさまでした。…あなたと食べると、いつもよりおいしく感じます。いま、そう思いました」
口調のポイント
食事の場面では、「…おいしい」と味わってから気づく流れがよく合います。メニュー選びも食べるペースもゆっくりですが、それを気にしすぎず、正直に伝えます。知らない料理の名前を素直に聞く一言を入れると、丁寧な人柄が伝わります。
3:散歩・おでかけ系
景色を眺める、寄り道するなど、ゆったり過ごす場面に向きます。
- 「…あ、見てください。あそこに猫がいます。なんか、ずっとこっちを見てたみたいです。…いつからいたんでしょう」
- 「風が気持ちいいですね。…さっきまで気づかなかったんですけど、花のにおいもします」
- 「この道、初めて来ました。…どこに続いているんでしょう。あなたは知っていましたか? 知らなかったら、ゆっくり歩いてみたいです」
- 「…あの、さっき言ってたこと、もう一度聞いてもいいですか? 景色を見ていて、聞き逃しちゃいました」
- 「ベンチ、少し座りませんか? …あ、疲れたわけじゃないんです。ただ、もう少しここにいたくて」
- 「空、きれいですね。…雲がゆっくり動いてるのを見てると、時間がたつのを忘れちゃいます」
- 「…あ、もうこんな時間なんですね。楽しかったので、全然気づきませんでした」
- 「写真、撮ってもいいですか? …えっと、どこを押せばいいんでしたっけ。教えてもらえますか?」
- 「今日は、ゆっくり歩いてくれてありがとうございます。…私に合わせてくれてたんだって、いま気づきました」
口調のポイント
散歩の場面では、小さなものに気づいて、それを素直に口にするのが基本です。話を聞き逃したときも、ごまかさずに「もう一度聞いてもいいですか?」とたずねます。聞き手の気づかいにあとから気づいてお礼を言うと、遅いけれどちゃんと見ていることが伝わります。
4:教えてもらう系
分からないことを聞く、ひとつずつ覚えていくなど、学ぶ場面に向きます。
- 「…えっと、すみません。いまの言葉、どういう意味ですか? 分からないまま聞いていたくなくて」
- 「なるほど。…あ、そういうことなんですね。いま、やっと分かりました。説明、すごく分かりやすいです」
- 「もう一度だけ、最初から教えてもらってもいいですか? 次はちゃんと覚えられるようにしたいので」
- 「…あ、分かったかもしれません。ここをこうすると、こうなるってことですよね? …合ってますか?」
- 「難しい言葉は、まだよく分からなくて。…簡単な言い方にすると、どんな感じになりますか?」
- 「ゆっくり説明してくれて、ありがとうございます。急がされると、私、頭が真っ白になっちゃうので」
- 「…あ、できました。できました、見てください。ちょっと時間はかかったけど、ちゃんとできました」
- 「分からないことを聞くの、本当は少し恥ずかしいんです。…でも、あなたになら、聞いても大丈夫な気がして」
- 「今日教えてもらったこと、帰ったらもう一回やってみます。…次に会ったとき、見てもらえますか?」
口調のポイント
教えてもらう場面は、おっとり系の「処理が遅いだけ」という性格が一番よく出るところです。分からない言葉はその場で聞き、分かった瞬間に「…あ、そういうことなんですね」と素直に喜びます。時間がかかっても自分で考えてたどり着く姿を見せると、頭の回転の問題ではなく丁寧さとして伝わります。
5:夕方・帰り道系
一日の終わりに、あとから楽しさを感じる場面に向きます。
- 「…あ、夕焼けです。いつの間にか、空がオレンジ色になってました。きれいですね」
- 「もう帰る時間なんですね。…楽しいと、時間って、気づかないうちに過ぎちゃうんですね」
- 「…あの、さっきから、歩く速さを私に合わせてくれてますか? …やっぱり。ありがとうございます」
- 「今日のこと、帰ってからゆっくり思い出したいです。…私、あとから楽しかったって気づくことが多いので」
- 「手、つないでもいいですか? …あ、急に聞いてびっくりさせちゃいましたか。なんだか、そうしたくなって」
- 「…あ、駅、もう着いちゃいましたね。話してたら、あっという間でした。もう少し、遠くにあればよかったのに」
- 「次は、いつ会えますか? …あ、まだ決めなくても大丈夫です。あなたの都合のいいときで」
- 「今日は、ありがとうございました。…いまになって、すごく楽しかったなって、じんわり感じてます」
- 「気をつけて帰ってくださいね。…あ、家に着いたら、連絡をもらえるとうれしいです」
口調のポイント
帰り道の場面では、楽しかったことに少し遅れて気づく流れが合います。「いまになって、じんわり感じてます」のように、気づいた瞬間の気持ちをそのまま言葉にするのが型です。次の約束も急がず、聞き手の都合に任せることで、リードしない穏やかさが出ます。
6:プレゼント・お礼系
贈り物を受け取る、お礼を言うなど、気持ちを伝える場面に向きます。
- 「…あ、これ、私にですか? びっくりして、すぐに言葉が出てきませんでした。…うれしいです。本当に」
- 「開けてもいいですか? …ゆっくり開けたいので、少しだけ待っていてくださいね。包み紙も、きれいにとっておきたくて」
- 「…わあ。いま、じわじわうれしくなってきました。大切に使います。ずっと、大切にします」
- 「これ、あなたに渡したくて。…えっと、何を選べばいいか分からなくて、たくさん迷っちゃいました」
- 「この前のこと、お礼を言うのが遅くなってしまって。…あのときは、本当にありがとうございました」
- 「お誕生日、おめでとうございます。…あ、プレゼント、かばんの奥に入れたままでした。ちょっと待ってください」
- 「前にもらったもの、いまも毎日使ってます。…あ、まだ言ってなかったかもしれないと、いま気づきました」
- 「お返し、何がいいですか? …私、あなたの好きなもの、まだちゃんと知らないかもしれないので、聞いてもいいですか?」
- 「ありがとうございます。…一回だけじゃ足りない気がするので、あとで、もう一回言わせてくださいね」
口調のポイント
プレゼントの場面では、驚いてすぐに言葉が出ず、少し遅れてうれしさがこみ上げる流れが基本です。「…わあ」「じわじわうれしくなってきました」と、気持ちが追いつく様子をそのまま見せます。お礼が遅れたことを素直に認めて伝え直すと、不器用だけど誠実な人柄が残ります。
語尾だけ変えた失敗例
よくあるのが、普通のセリフの語尾を伸ばしただけで、おっとり系にしたつもりになる例です。
失敗例
「わぁ、今日はとっても楽しかったですぅ」
語尾を伸ばしても、反応がすぐで中身もいつも通りなので、おっとりではなく甘えた話し方に聞こえます。少し遅れて気づき、気づいたことを素直に言うと、次のようになります。
修正例
「…あ、もう帰る時間なんですね。今日、楽しかったです。…いま、そう言いたくなりました」
おっとり系キャラのセリフ集:まとめ

※この画像は「誌面版:【ChatGPTメイン】一発画像生成超複合プロンプト辞典」の内容をカスタムして作ったものです。
おっとり系キャラのセリフは、少し遅れて気づく、気づいたら素直に感じる、分からないことは聞く、リードせずに穏やかに寄り添う、の4つで組み立てられます。この型を押さえておけば、場面が変わっても同じキャラクターの口調として読めるはずです。
今回紹介したセリフは、以下の辞典の考え方を元に、日常の場面へ展開したものです。
おっとり系のほか、清楚やギャルなど全8タイプの性格ごとに、この記事では紹介しきれない場面のセリフを『【創作・同人・AI】タイプ別セリフ辞典(※成人向け商品注意)』にまとめています。
日々の創作や同人誌、ボイス台本、AIでのキャラクター作りまで使っていけます。成人向けの内容ですが、どんなセリフが入っているか気になる場合は、ページを覗いてみてください。