
ChatGPTで画像生成をしていると、「アニメ風」や「〇〇風」など、一体どこまでのスタイルに対応しているのか気になりますし、作ってみたいと思いますよね。
「〇〇風」などのスタイル名を大量に並べた記事はたくさん出てきますが、「結局、自分が作りたいものにどう当てはめればいいか分からない」と迷うことも多いはずです。
そこで本記事では、ChatGPTの画像生成スタイルを「名前(〇〇風)の一覧」としてではなく、狙った雰囲気に最短でたどり着くための方法を「4つの軸」に整理して解説します。
セセは、これまでNovelAIを中心にプロンプト集を多数制作し、AI画像生成の検証を重ねてきました。その経験を踏まえ、ChatGPTで理想の絵柄を出すためのプロンプトの考え方を分かりやすくまとめています。
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ChatGPTのスタイル指定は、4つの軸で捉えられます
「何風」と一口に言っても、その中身はいくつかの種類に分かれます。大きく整理すると、以下の4つの軸があります。
- 画風・アート表現の軸(アニメ風、水彩画風など、絵の描き方そのもの)
- 文化・時代の軸(レトロ90年代風、浮世絵風など、時代や地域に紐づく雰囲気)
- 作家・作品オマージュの軸(特定の画家やアニメ作品の画風を参考にする指定)
- 用途・フォーマットの軸(雑誌の表紙、ポスター、SNSアイコンなど、仕上がりの形式そのもの)
「アニメ風」のような画風の軸だけで考えていると、実は「用途・フォーマットの軸」まで踏み込んだ方が、目的に近づきやすいケースも多くあります。それぞれ順番に見比べていきましょう。
1. 画風・アート表現の軸
もっとも基本になるのが、絵の描き方そのものを指定する軸です。ChatGPTでは、以下のような画風を自在に指定できます。
- アニメ風、漫画風(輪郭線がはっきりした日本のアニメ・漫画のタッチ)
- 水彩画風、油絵風(絵の具の質感やにじみを活かしたタッチ)
- フォトリアル風(写真と見分けがつかないほどの写実表現)
- 3DCG風(ゲームやアニメーション映画のような立体的な質感)
- ドット絵風、ピクセルアート風(レトロゲームのような格子状の粗い描写)
- フラットデザイン風(陰影を抑えた、資料やアイコンに向くシンプルな表現)
※これ以外にもさまざまな書き方を指定できますが、主なものとして上記を選んでいます。

左:アニメ風
中央:水彩画風
右:3DCG風
「アニメ風にしてください」だけでも通じますが、「輪郭線をはっきりさせる」「陰影を抑える」といった、その画風を特徴づける要素(言葉)を添えると、さらに狙った表現に近づきやすくなります。
2. 文化・時代の軸
画風だけでなく、時代背景や地域性を指定する軸もあります。同じ「アニメ風」であっても、時代を指定するだけで印象がガラリと変わります。
- 90年代アニメ風(ブラウン管テレビに映るような、粒子感のあるレトロな雰囲気)
- 80年代ポップ風(原色に近い派手な配色と、当時特有のデザイン)
- 浮世絵風、和風(日本の伝統的な絵画表現)
- レトロ写真風(セピア調やフィルムの粒子感を伴う、古い写真のような質感)

左:90年代アニメ風
右:レトロ写真風
この軸は、画風の軸と組み合わせて使うことが多く、「和風のアニメイラスト」「レトロ写真風の水彩画」のように、2つの軸を重ねることで表現の幅が爆発的に広がります。
3. 作家・作品オマージュの軸
特定の画家やアニメ作品の画風を参考にする指定です。歴史的な画家であれば、以下のような例が挙げられます。
- 印象派風(モネのような、光を意識した淡い色使い)
- ポップアート風(ポップアートらしい、色数を絞った大胆な表現)

左:印象派風
右:ポップアート風
画風やタッチといった抽象的な表現の模倣自体は法律上の問題になりにくいとされていますが、ChatGPT側で「特定のキャラクターや存命のアーティスト、作品そのものを再現するような指定」を行うと、ポリシーによって生成が自動的に断られる(エラーになる)ことがあります。
ちなみにnovelAIのものになりますが、「アーティスト系プロンプト辞典【NovelAIメイン】」を使うのもおすすめです。ChatGPTでもそこそこ対応していますが、アーティストによっては普通に断られてしまいます。その点はご了承ください。
こうした生成の制限を回避するためには、「【ChatGPT画像生成】アニメ風絵柄の作り方とプロンプト例」でも紹介しているように、作品名を直接使わず、時代背景や配色、線の特徴といった要素に分解して伝える方法が非常に有効です。
4. 用途・フォーマットの軸
ここまでの3つは、いずれも「絵や絵柄そのものの雰囲気」に関する軸でした。もう一つ、画像生成で比較的見落とされがちなのが、仕上がりの形式そのものを指定する軸です。
- 雑誌の表紙風(誌名ロゴや特集見出しを含めた誌面デザイン)
- ポスター風(キャッチコピーや余白の使い方を意識した構成)
- SNSアイコン風、アイキャッチ風(正方形や透過背景など、用途に合わせた仕上げ)
- 商品パッケージ風、カタログ風(実際の商品として成立する体裁)

左:雑誌の表紙風
右:映画のポスター風
この軸は、単に「アニメ風」と指定するだけでは再現するのは困難です。画面のどこに何を配置するか、文字要素をどう扱うかまで含めて指示する必要があり、ここまでご紹介した3つの軸よりも一段本格的なプロンプトの組み立てが求められます。
名前のないスタイルを再現したい場合
ここまでご紹介したスタイルは、いずれも「名前がついているもの」でした。しかし、実際に作りたいスタイルに、必ずしも明確な名前がついているとは限りません。「この画像みたいな雰囲気にしたいけれど、言葉にできない」ということも多いと思います。
こうした場合は、ChatGPTに画像をアップロードして「この画像の画風を教えてください」と聞くところから始めると、ChatGPT自身がスタイルを言葉にしてくれます。ただ、これだけでは要素の一部しか拾えないこともあります。
もっと精密に、画像を要素ごとに分解して再現したい場合には「【ChatGPTメイン】画像解析・再現プロンプト生成フレームワーク」を使うと効率的です。
フレームワークをコピーして画像とともにアップロードするだけで、被写体・画風・配色といった単位に分解した再現用のプロンプトをChatGPTが自動で組み立ててくれます。名前のあるスタイルに当てはまらない、微妙なニュアンスまで完全に拾いたい場合に向いています。
用途・フォーマットの軸まで完璧に踏み込みたい場合
先ほどの「4. 用途・フォーマットの軸」で紹介した通り、雑誌の表紙やポスターのような形式そのものを高いクオリティで再現するには、画面をエリアごとに分けて指示する、緻密な組み立てが必要になります。
こうした用途・フォーマット別のプロンプトを、あらかじめ数多く収録しているのが「【ChatGPTメイン】一発画像生成超複合プロンプト辞典」です。
総合版では570種類のプロンプトを、約73万文字の圧倒的なボリュームで収録しています。雑誌・カタログ・ポスターといった、単なる「画風」では表現しきれない複雑な形式のビジュアルを、コピーして貼り付けるだけで誰でも一発で再現できるようになっています。
よくある質問(FAQ)
Q:スタイルを2つ以上組み合わせて指定することはできますか?
A:はい、簡単にできます。「和風のアニメイラスト」「レトロ写真風の水彩画」のように、文化・時代の軸と画風の軸を重ねて指定すると、単独の指定よりも一気に表現の幅が広がります。
Q:スタイル名が分からない場合、どう伝えればいいですか?
A:まずは手元にある参考画像をChatGPTに見せてみましょう。画像をアップロードして「この画像の画風を教えてください」と聞けば、特徴を言語化してくれます。より精密にプロンプトへ落とし込みたい場合は、要素ごとに自動分解できる「フレームワーク」を使うのがおすすめです。
Q:特定のアニメ作品名を使うと、生成を断られることがあるのですか?
A:はい、断られることがあります。作品名やキャラクター名を直接指定すると、著作権やポリシーへの配慮から、ChatGPTが生成を制限するエラーを返します。作品名をそのまま使わず、時代背景や配色、線の特徴といった要素に分解して伝えると、制限を回避しながら近い雰囲気を狙うことができます。
Q:日本語と英語、どちらでスタイルを指定すべきですか?
A:基本は日本語で問題ありませんが、画風の専門用語は英語の方が安定します。被写体や場面のシチュエーションは日本語のまま記述し、画風に関わるキーワードだけを英語に置き換えるハイブリッドな書き方が最も扱いやすいです。具体的な書き方のコツは「【ChatGPT画像生成】アニメ風絵柄の作り方とプロンプト例」で解説しています。
Q:無料版でも様々なスタイルを試せますか?
A:試せます。無料版のChatGPTでも画像生成機能を利用できることが公式に明記されています。ただし、1日に生成できる枚数には上限があり、有料プラン(Plusなど)と比べて制限は厳しめです。制限を気にせず色々なスタイルを試したい場合は、有料プランへの切り替えをお勧めします。
まとめ

ChatGPTの画像生成で指定できるスタイルは、「画風・アート表現」「文化・時代」「作家・作品オマージュ」「用途・フォーマット」という4つの軸で整理できます。スタイル名を丸暗記するよりも、この軸で捉えておく方が、理想の画像へ圧倒的に近づきやすくなります。
- 名前のないスタイルを精密に再現したい場合は 「【ChatGPTメイン】画像解析・再現プロンプト生成フレームワーク」を。
- 雑誌やポスターのような用途・フォーマットまで踏み込んだ本格的な構成を一発で作りたい場合は 「【ChatGPTメイン】一発画像生成超複合プロンプト辞典」を。
目的に合わせてこれらを活用し、ChatGPTでの画像生成をさらに楽しんでいきましょう!